レポート事前チェックアプリ「セコンド」のご紹介
レポート審査の前に、もうひとつの確かな目を
セコンドは、エクイティリサーチのためのエージェント型レビューワークフローです。アナリストは、レポート審査の前に自分の原稿をチェックできます。さらに、過去のレポートをまとめてチェックし、内部管理の観点から監査リスクに先手を打つこともできます。
サンプル精機(0000)
バリュエーション:PERで評価
目標株価4,300円は、29/3期予想EPS 206円にPER 21倍を適用して算出。
29/3期の営業利益は2兆円を見込む。当社では、新製品の寄与により中期的な成長が続くと考える。
- 要対応 数値の整合性 本文の29/3期営業利益(2兆円)が業績モデルの値(1兆8,100億円)を上回っています。
- 要対応 計算チェック EPS 206円 × PER 21倍 = 4,326円であり、記載の目標株価4,300円と一致しません。
- 軽微 ハウススタイル 「当社」は発行体か自社か曖昧です。自社の見解には「弊社」を使用してください。
セコンドの2つの使い方
-
アナリストのために
レポート審査の前に
アナリストはレポート審査に提出する前に、原稿と業績モデルをセコンドでチェックします。すべての数値を業績モデルやTDnet・EDINETの開示資料と照合し、ハウススタイルと審査ルールを適用、指摘は約1分で原稿上に表示されます。審査側はより整った原稿を受け取り、アナリストへの指摘は減ります。
業務フローへの組み込み -
リサーチ管理者・内部管理責任者のために
過去レポートのリスク管理
チームが公開済みのリサーチにセコンドを実行し、日本証券業協会やFINRAの規則に沿っていない箇所を、チーム、セクター、アナリスト別に把握できます。検査で指摘される前に、繰り返し見られる不備に対応できます。
内部管理のためのリスク管理
セコンドを開発した理由
私たちは翻訳から始めました。AI翻訳エディタにより、専門翻訳者はリサーチを50%以上速く英語で発信できるようになっています。
翻訳が追いつくと、滞留は次の工程であるレポート審査へ移りました。すべてのレポートは審査を通る必要があり、その担い手は年々減っています。
セコンドは、そのネックを解消するためのエージェント型レビューワークフローです。翻訳エディタと同じく、自社のデータとルールを毎回同じ基準で適用し、最終判断は人が行います。
AI翻訳エディタについてレポート審査がネックになる理由
アナリストや審査ご担当者の皆さまから伺った、現状のレポートチェックの課題です。
-
時間の大半は数値の確認
審査時間の60〜70%が数値の確認に費やされています。PL/BS/CFの整合、四半期と通期の合計、実績値と予想の照合などです。
-
3つのソースの間でズレ
本文、業績モデル、レポート掲載の図表で数値が一致しないことがあります。前回ファイルの流用により、古い目標株価や業績予想が残ることも。
-
担当者による指摘のばらつき
「予想」と「弊社予想」の使い分け、「今期/来期」か年度の明示か、時制、トーンなど、表現への指摘は担当者によって異なります。アナリストは予見可能なルールを求めています。
一方で、審査を担う人材は減少傾向にあり、チェックの負荷はより少ない人数に集中しています。
チェック内容
-
数値
本文と表のすべての数値を業績モデルと照合し、計算を再検証します。
-
ハウススタイル
年度表記、前年比、数字の書式、単位、出所の明示、時制を、スタイルガイドと用語集に沿ってチェックします。
-
禁止用語
禁止用語や誇張表現、MNPIを示唆しうる表現、一人称の使い方をチェックします。
-
審査ルール
レーティングと目標株価の整合性、バリュエーションの根拠、出所の明記などを、社内の審査基準に沿ってチェックします。日本証券業協会(JSDA)やFINRAの規則など、適用される基準に合わせて設定できます。
企業の開示資料との照合
原稿の数値を、TDnetやEDINETで公開されている決算短信や有価証券報告書などの開示資料とも照合し、レポートに記載した実績値や会社計画が開示内容と一致しているかを確認します。
業務フローへの組み込み
-
アナリストがチェックを実行
レポート審査に提出する前に、原稿(WordまたはBlueMatrix XML)とExcelの業績モデルを対象に実行します。
-
原稿上に指摘を表示
重要度で分類されるため、軽微な指摘は折りたたまれ、重要な項目から確認できます。
-
アナリストが対応
受け入れ、修正、または理由付きで却下。すべての判断が記録されます。
-
審査側は整った原稿を受け取る
チェック結果もあわせて共有されるため、残った論点から審査を始められます。
リサーチ管理者・内部管理責任者のためのリスク管理
公開したレポートは、すべて記録として残り続けます。セコンドを使えば、リサーチ管理者や内部管理責任者は過去のレポート全体を日本証券業協会のアナリスト・レポート規則やFINRA規則2241に照らしてチェックし、検査で初めて気づくのではなく、どこにリスクがあるかを事前に把握できます。
検査側がAIを使うようになれば、この点はさらに重要になります。リスク開示の欠落といった不備を全レポートで一度に確認できるため、1年分のリサーチで繰り返された一つの見落としが、数百件の指摘になりかねません。セコンドなら、同じ網羅的なチェックを先に自社で実行できます。
たとえば金融庁は、監督指針や過去の研修資料、ベテラン検査官のノウハウを学習した「AI主任検査官(仮称)」の開発を進めており、2027年7月までに試作版を開発する計画です。 朝日新聞、2026年9月30日
- チーム、セクター、アナリスト別にリスクの所在を把握
- 各指摘がどの規則に関するものかを確認
- 改善の推移を継続的に確認
- 見つかった課題を提出前チェックに反映し、再発を防止
ブラックボックスではない、説明可能なチェック
-
すべての指摘に根拠
各指摘は、それを出したルールと処理工程までさかのぼれるため、アナリストも審査担当者も理由を確認できます。
-
自社のルールを毎回同じ基準で
審査マニュアル、スタイルガイド、禁止用語リストがそのままルールブックになります。すべてのレポートを同じ基準でチェックします。
リサーチの英訳もお考えですか? AI翻訳エディタについて
デモで実際のチェックをご覧ください
貴社と同様のレポートと業績モデルを使って、チェックの流れをご説明します。